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2014年9月 9日 (火)

長月  01日~08日  古訪」

真夏の暑さが治まり、秋の気配が日ごとに忍び寄り、秋の虫のさえずりも、私の気配を感じているのか、より淋しさを増す囀りになってきているようだ。今週もいくつかの会合と現場打ち合わせに時間を取られ、錦織圭」君の出来過ぎの感がある破竹の勢いで。国民に久しぶりに、期待と興奮と喜びを与えてくれた。このブログを書いているときは、大きな期待が、失望へと変わったわけではなかろう、爽やかな敗戦の報が届いた。本人はとても悔しいことであろうが、この経験は今後の選手生活にとって大きな財産として彼のメンタルな部分に宿したことであろう。週末、28年前に完成した中軽井沢の別荘に25年ぶりに訪ねる。奥様が長いこと掛けて手を入れた造園が、建物と自然との調和をより鮮明にしていて、流れる風、降り注ぐ陽光が作る、陰影のコントラストがこの敷地の空間に観る者、包まれるものに感動の世界に導いてくれる素晴らしさがあった。奥様が語られる、ここに行きつくまでのひとつひとつのエピソードがこの敷地を支配する空間の物語となっているように感じた。これほど建物を愛し、自然をそのためにコントロールして作られた今の姿を感動して観られた建築家はなんと幸せなことであっただろうか。ありがとうと言いたい。一泊させていただき、すっかりとストレスを取り払うことができた週末であった。安倍2次内閣が発足して、景気のテコ入れを前面に押し出しているが、我々のような超零細企業は、企業と言えるのかもわからない組織は、やはり消費税をあげられたことで、受注が減りだしていることはまちがいない。厳しい。事務所を初めて40年近くになる、以前のような形態では仕事がスムーズに受注できるような環境にないことは薄々感じている、老兵は早く一線から引き跡取りに任すべきなのかもしれないが、バックボーンが脆弱な組織はこの辺のバトンタッチの仕方が非常に難しい。有り余る受注が有ればそれはそれで前向きなバトンタッチができるかも知れないが、それはそれで対外的なことも含め、考えさせられるところが有る。墓場までこの生活を続けざるを得ないのかもしれない。相当の愚痴になって今年の秋は始まった。古きを訪ね感性を呼び覚ますのも形骸化しないためにも必要なことであろう。


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