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2014年5月21日 (水)

皐月  19日~20日  暗澹

時の総理が派手に打ち上げた、景気刺激策とオリンピック招致の花火が、今日、私の気持ちを暗く不安に貶めている現状に、5月の爽やかな季節の気分と、真逆の方向にある実相は暗澹たる気持ちの日々と言える。汚染水、消費税、景気の不透明感、オリンピックによる暴力的な都市改造、戦争ができる国への憲法9条の解釈改正、隣国との軋轢、タックスイーターたちのサボタージュと恩典など、すべてにおいて未来の明るい夢を描けない不安感。子供たちや、孫に残していくであろう、このような現状を能天気に借金を重ねていく行状に怒りさえむなしくなるような社会が広がる悲しさに、無力でいる私の気分はしばらく晴れることはないであろう。しかし、私も少しでも楽しく、残された人生を生きていきたいという欲望はある。と考えると落ち込んでもいられない。UD部会のシンポジウム。「山岳都市」黒谷了太郎の思想とその展開。解説・名古屋大学教授・堀田典裕。とても示唆に富んだ内容に勇気をいただく。戦後の都市計画、もしくは都市計画家たちの都市のユートピアをきちんと描けなかった、無秩序な開発のなれの果ての現在の都市の姿、この本で語られている山岳都市のユートピアは、われわれ日本人の彼岸なのかもしれないの一文が大正時代に日本人の都市へのユートピアであった純粋性を知ると、今生きている我々の都市に対するユートピアはどんな姿が見れるのであろうか。…自問してみたが虚しい気持ちになる。どうしてこんなつまらない国や都市になってしまったのだろうか、「国破れて山河あり」その山河さえ大きく変質していく現状に私は憂うしかない。20日、区の地域整備方針の住民会議に行く、7年前に1年かけて30数名の住民が参加して議論した結果が無残に行政の文章に直され、事が多くの区民意見が、あやふやな行政の文言に変えられてしまった虚しさを持ちつつ今日の会に参加しているが、骨格となる都市整備方針そのものが、美辞麗句を並べられた文章で飾られていて、ひとつも具体性が見えないこの方針案に何を期待して、モノ申せばよろしいのか私にはわからない、行政の担当者を詰ってもしょうがないが、一言でも私の考えを参加者に伝えたいので意見を言う。ステージを変えて発言できる場を自ら求め得ることをしないことには、何も変わらないのかもしれない。今日の日記は気分転換のための吐露を記しておこう。

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