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2014年5月14日 (水)

皐月  12日~13日  解体

解体が真近に迫ってきた国立競技場のシンポジウムに参加。今日の参加でこの問題でのシンポや勉強会の参加は何回目になるのだろう。多くの国民にこの問題を共有していただきたく、今日のシンポジウムの前にプレス発表と質疑応答が有る。どうしてこんなバカげたことが起き、実行されようとしているのか呆れかえる。特にコンペの審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄の言っている事と実際に行われている事の実態は真逆の事が行なわれているにも係らず、本人は公の場に出てきて説明責任を果たそうとしない。彼の今までの生き方そのものを否定しかねない事態なのにだんまりを決め込んでいるようだが、漏れ聞くところでは他人に責任転嫁のようなことも強がって言っているようなことも聞く。こんな人間が、文化勲章を授与したなんて信じられないし、授与を審査した審査委員のまぬけぶりに、この国の危うさを感じないわけにはいかない。もう一度書く、社会が暴力的構造社会になってきている一端を示す、一連の流れ、すなわち、格差社会が官僚主導の元、着々と進められていっている証ではないかと思う。30数年後には人口が1億人を割り、国の借金が今のような予算のつけ方をしていたら、8000兆円の借金国になると言われているのに、何の手当も打たずに、オリンピックというお祭りに浮かれ、その酔いに任せて都市改造などというスローガンを掲げスクラップアンドビルドの手法でお金を使いまくる、こんな国に本当に国民が幸せに暮らせる未来があるのだろうか、私にはとてもバラ色の未来の夢を見られる物語があるようには見えない。かわいそうな若い人、子供たち。 13日は大森のマンションの改装現場の解体が終わったので、クライアントとの打ち合わせを兼ねて見に行く。打ち合わせを終え駅に戻る道すがら、駅前の空間を見渡すと、そこには美を意識した景観というものが皆無な風景が広がっている。醜い看板、煩雑なロゴ、色彩、ビルの形、すべてが不調和。この姿が日本の都市計画であり、戦後辿ってきた経済優先のものの考え方であり、思想であったのだという典型をこの駅前の様相の中に現れ出ている。これからの時代、都市は改造ではなく、手直し、改修、繕いの新たな手法が、建築家に求められる時代なのだと強く感じた。

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