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2012年5月16日 (水)

皐月 15日(火)  危機

雨。午後、神田の2世帯住宅の定例打ち合わせ。このところの不順なお天気で、屋上の防水工事ができなくて困っている。建具の打ち合わせ、造作枠の打ち合わせ、帰所17時半。夕食は義理の息子と家内の妹の誕生日のお祝いを兼ねて家族みんなでてんぷら屋さんで食事。量が多くお腹は満足したが、揚げ具合が今一美しさに欠けたのが残念。日本食は特に見た目の美しさが求められる。帰宅22時。日本酒の酔いが廻ったのか、睡魔が襲い、早々に床に入る。   電気料金の話でメディアは盛り上がっているが、福島原発4号機が危険な状態にある事を報道する度合いが薄れてきたのはどうしてなのだろうか。4号機の建屋は水素爆発で大変な状況になっていることは映像で誰でも知るところだが、その建屋がこれから起こるかもしれない巨大地震に耐えられるかということが検証されていないし、発表もされてない。東電のHPでは6強の震度にも耐えられると行っているが、建築をやっている者として本当であろうかと疑いたくなる。どう見ても既に構造的バランスを欠いているように見える。原子炉容器そのものは自立しているので、問題ないかもしれないが使用済み核燃料プールは建屋と一体化されているようなので、この建屋が地震で崩壊した時にはプールは崩壊と同時に破壊されるかひびが入り、中に入っている1500数十本の使用済み核燃料棒と、とてつもない放射能が含まれた冷却水が空気中に晒されることになる。この事態が起きたときには首都圏の全ての人約4000万人が避難しなくてはならないほどの汚染が広がるとの事、この国の破滅である。この国が滅びてしまいかねない事態が今そこに、現実として晒されているのに、メディアも、政府も、夏の電気量の話や料金の話に現を抜かしているのはアホとしか言いようが無い。一日も早く建屋の絶対的安全性を確保する施工を国民が安心できる形で行なってほしい。お隠れしてしまった学識経験者諸君あなた達は、この危険な状態に対してどのようにしたら良いのかお示し願いたい。恐ろしい現実である。娘に話したら、知ってるよとあっけらかんと言い放った。そして「この国に住みたいと思わないもの、そのための将来設計をして今働いている」と言う。親として何もいえなかった淋しさと、この国を動かしている者達への怒り。

もう一度書く。

=思いもよらぬことは

 起こると思え。=  西堀 栄三郎(冒険家・理学博士)

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